アラフォー母の日々と子育て

関東で暮らし、働くアラフォーです。息子と読んだ本、日々のことを綴ります。

【読み聞かせ】こまったさんのコロッケ/寺村輝夫  「コロッケ」のノスタルジー

 

 こまったさんのコロッケ(こまったさんシリーズ8作目)

作:寺村輝夫

絵:岡本颯子

あかね書房

 

【あらすじ】

こまったさんのお店は駅の前。ちいさなちいさな花屋さん。

ある日、花屋にカメラマンが訪ねてきます。

そのカメラマンに褒められ写真を撮られたこまったさん。

カメラのフラッシュがたかれた途端、いつものように未知の世界にトリップ。

こまったさんは動物たちのサッカーチームのゴールキーパーにされてしまいます。

じゃがいもや玉ねぎがシュートされ、パン粉の雪が降る・・・。

こまったさんは、九官鳥のムノくんとクマの審判の指導の元、コロッケづくりをします。

 

【感想】

こまったさんがコロッケを作る途中、ムノくんに「マテ、マテ」と何度も言われて、

「そんなこと分かってる!だまってないとじゃがいもぶつけるわよ!」とブチ切れるこまったさん。

こまったさんの顔もかなり怒りに満ちている(笑)。

私が感情と怒りを込めてこのセリフ読んだら、息子大喜び。

しばらくして、「もう一回ここ読んで~」とねだってきたほどでした。

 

こまったさんの写真を撮っていった怪しげなカメラマン。

こまったさんを「あなたは花より美しい!」とか言いながらカメラを向ける男、こいつ絶対にカメラマンじゃないだろう!と思ったけど、

ラストではこまったさんの写真が雑誌に載ったとのことで、

本当にカメラマンだったんだ・・・。

児童書の裏をかいちゃ、ダメですね(笑)。

 

コロッケの手作りって、実は難しいんですよね。

わたしが中学生の時、冷食の「コーンクリームコロッケ」が大好きで、飽きるほど食べたいと思って作ってみたんだけど、だめだった。

揚げるときに破裂するし、油を吸いすぎてびちゃっとした感じになってしまった。

だから、それ以来コロッケを手作りしたことはございません!笑

 

小学生のときは、近所のスーパーで売ってる「さつまいもコロッケ」が大好きでよく買ってもらっていた。

でも、そのスーパー以外でさつまいもコロッケが売っているの自体見たことない。美味しいんだけどなぁ。かぼちゃコロッケより好き。

こどものとき、地元の肉屋でコロッケが売っていて、それもとっても美味しかった。肉屋のコロッケって、なんであんなに美味いのか。

この「こまったさん」にも、最後の寺村輝夫さんのエッセイ?で肉屋のコロッケの思い出が出てきた。

今の時代は美味しいものが溢れているし、きっと寺村さんが子供時代(戦前)食べていた肉屋のコロッケよりも、今「さぼてん」とかで買うコロッケのほうが味は美味しいんだろうけど、でも私は寺村さんが戦前食べていた肉屋のコロッケがムショーに食べたくなった。

コロッケって、誰しも子どものときの思い出に必ず組み込まれているんじゃないかな。

私の思い出の中のコロッケは、母の手作りではなく買ってもらったものだった。

私はコロッケ作りは諦めているので、息子にとってのコロッケも「買うもの」になるんだろうな。

 

こまったさんのお店って、夫のヤマさんのお店なのかと思っていたけど、

最初のページで「花KOMATTA」と看板が出ていたから、こまったさんのお店みたいですね。

(息子は、なぜか「花KOMATTA」でも爆笑。笑いの基準がわからん!笑)

私は子どものときにこまったさんシリーズが大好きで読んでいたのですが、

こどものときのイメージで、こまったさんは「夫のお店で働く奥さん」と子どもながらに勝手に決めつけていたみたいです(昭和50年代生まれなもので)。